伝統の和色を表現したインクシリーズ。
紅花で染められた淡い紅色「聴色」
昔はとても高価な染料であった紅花。
紅花で染められた色は色が濃くなるほど高価なもので、皇族や身分の高い人にしか使用を許されない「禁色(きんじき)」とされていました。
その中で誰でも着用が許されたのが「聴色」でした。
微細顔料と染料を組み合わせた新しいタイプのインクで、書き始めと書き終わりで色相が異なるのが特徴です。刻一刻と変わる空の色や、流れゆく季節の狭間。移り変わる儚い美しさを表現しています。
夜が来る前の少しの時間だけ見ることのできる夕暮れのような、優しい紅色をお楽しみください。
京の音シリーズ
平安時代から愛される日本伝統の和色を現代の技法と解釈で再現した筆記用インクのシリーズ。
染織の専門家からなる京都草木染研究所と文具筆記具メーカーであるTAG STATIONERYが独自で開発されました。
濃淡のグラデーションを活かした表情豊かなインクです。
インクの楽しみ方
万年筆やガラスペン、つけペンなどに入れて「書く」ことを楽しむ染料インク。日常づかいはもちろん、お仕事や日記、お手紙を書く時にもおすすめです。
染料インクは水に溶けるため、インクで書いた後に水筆でぼかしたり、薄く色を引き伸ばしたりと、さまざまな表現で色をお楽しみいただけます。
使う紙によっても滲み方や色味、書き心地が異なるのがインクの楽しいところ。
「書く」というシンプルな行為は紙とペンがあれば可能ですが、道具の組み合わせ次第でその味わいの幅は無限大です。
ぜひお好きな使い方を探してみてくださいね。
暦生活のお店では、こちらの10色を販売中です。

手書きの楽しさを
TAG STATIONERYは京都に創業した文具店から生まれた文具・雑貨メーカーです。
デジタルが普及する昨今、従来の役割の幅を狭めつつある文房具。ペン先と用紙が擦れる「さらさら」「かりかり」、インクがペン先に流れ込む「ぬらぬら」「つるつる」といったアナログならではの感覚は、決してデジタルで置き換えることはできません。
そんな”手書き”のシンプルな道具に立ち返り、手から生まれる素朴なインスピレーションを大切にしたい。『TAG』という名前には、付け札や付箋のように目印として日々の営みに寄り添う存在でありたいという気持ちがこめられています。
京の音|染料インク 聴色(ゆるしいろ)
内容量:40ml
素材:水性顔料インク
生産国:京都(日本)
※万年筆・筆等の筆記用インクです。他の用途に使うと不具合が生じる場合があります。
ご使用上の注意
・筆記以外に使用しないでください。
・幼児の手の届く場所に置かないでください。
・衣服などに付くと落ちない場合があります。
・直射日光、高温になる場所で保管しないでください。
・使用後はキャップを閉めてください。
・インクを誤飲した場合は水を飲ませる等の処置、また目に入った場合は水で洗い流す等の処置をした上で、医師にご相談ください。